経営者といっても、バランスよくすべての分野で能力があるわけではありません。

むしろ、今のような世の中では、かたよった能力の持ち主がベンチャーとしては
起業に成功しているようです。

だからこそ、自分の特徴と、足らない部分を知ることが必要なのです。
たらないところは、人を使う勇気が必要です。

なにも、経営者が、スーパーマンである必要はないのです。

・経営者が比肩、劫財が強い場合、官星と財星の能力が不足しています。 
  つまり、イケイケタイプの経営者は、自己制御と、先読みの能力が不足。

 ・経営者が食神、傷官が強い場合、官星の能力が不足しています。
  つまり、才能発揮型経営者には、自己制御と相手に従う能力が不足。

 ・経営者が財星が強い場合、印星の能力が不足しています。
  つまり、先読み計画型の経営者には、ユニークさ、面白さを追求する能力が不足。

 ・経営者が印星が強い場合、財の能力が不足しています。
  つまり、ユニークさ、アイデア、思いつきにすぐれる経営者は、先読みの能力に欠けます。
 使われる側になってみれば、自分の能力にあっていない仕事をさせられるのは嫌なことです。

それで、給与をもらうために、しかたなく仕事をしたとしても、
長い人生をダメにしてしまうサラリーマンも実際は、多いのです。

 つまり、あやまった人事は、サラリーマンを殺すという自覚を経営者はもっています。
ですから、その人にあった仕事は何なのかを知るために、占いを使うのが良いのです。

もちろん、自分の目で観察し、実際とのマッチングをする作業は必要です。

 
・比肩劫財の人に、管理的な仕事をさせると、本人は、嫌になります。

 
・官星の人に、新規市場の開拓をやらすと、病気になってしまいます。

 
・印星の人に、予算管理とか、スケジュール管理をやらすと、ぬけが多い。

 
・財星の人に、稟議書や根回しや組織のルールとかを強要しすぎると独立していきます。
 ものごとを企画し、立ち上げ、細かい部分をつめ、市場に出していき、
そのあとの保守を行うとうった一連の作業には、それぞれの向いた人がいるはずなのです。

 この組織は、目的と段階によって臨機応変にかえていくべきです。

たとえば、企画段階のときであれば、
印星の人の意見を重視しましょう。

その段階で、
財星の計画性や、傷官の細かい部分を気にする才能や、
官星の道徳性や服務能力などは、役にたたないからです。

 しかし、実際にたとえば、工場で製造開始をし、市場に出していく段階になると、
印星の人に権力を集中させていると、失敗します。

財星官星の人に権力を譲渡すべきなのです。

 このように、人間は、スーパーマンではないのですから、TPOによって、
リーダーを的確に変えていくという工夫が必要なのです。


あいつは、東大卒だから、何でもできるはず。


だから、企画、開発、製造、販売、すべてを、やらせてみようなんていうのは、
あまりにも、人を観察していない人のやりかたです。

 ただし、昔の財閥系の企業がやったように、
将来の幹部養成という意味をこめて、いろいろな部署を経験させ、
その部署に因縁をもたせるという意味のある、人事は、
たとえそれが能力的には不適正であったとしても、長い目でみれは、
有効です。それが、帝王学なのですから。

JR足利駅から0.5キロメートル 車で3分、徒歩5分の位置に、足利学校
が明治5年まで存在していました。

奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説などがありますが、
歴史が明らかにされるのは、上杉憲実(室町時代)によって現在国宝に指定されている書籍が
寄進され、庠主(学長)制度を設けるなどして学校を中興したことによります。


 また、天文年間(1550年ころ)には『学徒三千』といわれるほどになり、フランシスコ・ザビエル
により『日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学』と世界に紹介されました。

 しかし、江戸時代の末期には『坂東の大学』の役割は終了し、藩校へと移行し、
明治5年をもって廃校になりました。

この学校で、教えられていたのが、
天源占星術だったのです。

現在は、天源という名前の本は、この史跡には、保存されていません。

どこから、別の場所に保存されたのかもしれません。

現在、一般の方がマイクロフイルムでみれるのは、国宝の宋版『周易注疏』です。

これは、周代に行われた易占の書。儒家の基本文献の五経の一つで、易経の原典です。

また、宋刊本 周禮(しゅらい)という書は、 周代の国家組織の諸官職の職務内容を
詳細に記した書。儀礼、禮記とあわせて『三礼』と呼んでいます。


いづれにしても、この
古代中国の周という国は、刑法が存在しなかった、
歴史上ただ1つの国であることが知られています。

どうやったら、そういうシステムが作れるのか? が、記載されているはずですが、
そのための、実践の書が、天源占星術 だったのではないかと推測されます。

ですから、時の権力者が、闇に葬るべき書として、葬ってしまった可能性もあります。

しかし、このノウハウは、一部の人が継承し、三井財閥の草創期に、システムづくりと、
人事に使われたとされています。


なんでもかんでも、法律を作って、管理しないといけない、という脅迫観念にとりつかれた
法治国家、日本が参考にしなければならないのは、英国でも米国でもなくて、
実は、自国の江戸時代以前のシステムかもしれないのです。


明治時代に出版されて現存している書籍の天源占星術は、原始的な四柱推命と、
原始的なホロスコープの解釈です。しかし、この解釈は、非常に、シンプルではありますが、
実用的で、経営者が使えるレベルになっています。

足利学校の史跡
この男性、10年前には、首都圏で中古車販売業を営んでいました。

顧客の要望にピタリと合う品質の車を、適性な価格で販売することが得意でしたので、
信頼の和も広まり、売り上げは伸びていくいっぽうでした。


また、オフイスビルを持つなど、調子良く事業家として発展していったのです。


ところが、ある時期から売り上げが伸びなくなり、焦っていた時期がありました。


そんなときに、「先物取引で儲けないか?」という甘い誘いがあり、
その誘いに乗ってしまったのです。


気がつくと、数千万円の負債を抱えていました。


会社は、倒産し、ビルは競売にかけられ、一文無しになってしまいました。


さらに、3年前には、住居にも、困るようなことになり、妻の実家(東南アジアの某国)に
居候する身となったのです。



そこは、電気と水道は、かろうじて使えるものの、本当に貧しい貧民街でした。



そこで半年間暮らすうちに、何か今の自分にでも、できることはないかと町中をさまよっているうちに、
外国人向けの英語の語学学校が、生徒が少なくて困っていることを聞きつけたのです。



そこで、その男性は、パソコンを買い、インターネットのHPを作成しで、
日本人向けに英語学校の募集を開始したのです。


初めて触れるパソコン、初めて触れるキーボードは、50才近いその男性にとっては、
苦痛だったようですが、なんとか、HPを作成し、日本人向けに、
英語学校の募集を開始したのです。


すると、欧米と比較すると、格安で語学の習得ができるということで、毎月、
数名の参加があったのです。



その男性の持ち前の、能力が発揮されたのは、その時からです。


語学の習得をするような人は、何らかの目的や野望を抱いていることが多く、
一緒にその野望達成の手伝いをすることになったわけです。


つまり、英語学校に来た生徒と、生徒としてではなく、ビジネスパートナーとして、
活用し、貿易会社、観光会社などを設立し、今では従業員を20人くらい
採用する会社にまで発展しています。



さて、この男性が、失敗した原因を、3つの占い

『ホロスコープ』、『四柱推命』、『紫薇斗数推命』を使って解析してみましょう。

そして、この男性と一緒にビジネスをスタートして良いのか?やめた方が良いのか?
を最後に結論を出してみましょう。

 一番最初にホロスコープを使って、その人の概要を理解します。


 ホロスコープは、その人の人柄を全体的に把握するときに、非常に有効です。



1.支配を受ける惑星は?


 この男性を一番強く支配しているのは、水星と天王星です。


 つまり、知的な頭脳と、それを基本にした改革性です。


 ですから、他人の物真似や、当たり前の常識を嫌います。



2.支配を受ける星座は?


 この男性を一番強く支配しているのは、かに座です。


 かに座には、木星、水星、天王星の3つが集中しているからです。

 かに座は、自分を認めて欲しいという愛の渇望が強いので、人間関係がこじれることを嫌います。

 四柱推命は、社会的な物差しで、その人の能力や精神を、理解するのに非常に有効です。



1.精神


 『己』という星が精神を司っています。つまり、愛情と感情を中心に物事を考えます。


ですから、顧客のニーズにピタリと合わせた中古車を、選別したりすることができたのです。


反面、感情で物事を考えるということは、人に左右されやすいということですから、
安易に先物取引に乗ってしまったのです。


こういうタイプは、多少のことでは、心が動かない、冷血漢のような人が
ビジネスパートナーとしていれば、良いわけです。


東南アジアで英語学校に来た生徒と、仲良くなってしまうのも、この愛情と感情を
中心とした性格のため、好感をもたれやすいからでしょう。



2.能力


 『己』と『辛』という組み合わせでは、食神といって、才能を表に出しながら、
人の世話を焼くのが好きで、人気が出てくる星です。

ただし、辛という貴金属が、己という土に汚されていますので、『汚玉の命』
といって、普通では考えられないような欲にとりつかれて、
一度は人生をしくじりやすい命式なのです。


また、年干には、『己』『甲』の正官という星がありますので、人を騙したり、
ずるく立ち回るといった人ではないことが分かります。

騙されても、騙すことができない人です。

紫薇斗数推命は、心理面で、その人を理解するのに大変有効です。



1.自分自身をどう思っているか?


 貪狼星と炎星が入っていますから、欲望というものに対しては貪欲に行動します。


また、そのスピードは、非常に早く、早すぎてしくじることがある星です。


事業家に多い星ですが、欠点は、金銭欲が過ぎてしまうと、不得意な分野にまで
手を伸ばして結局は、大きな損失を抱えてしまいやすいということです。



2.商売に対する気持ちはどうか?


 破軍という星が入っていますから、お金を得るその心理は、非常にパワフルで強引な部分があります。


軍隊を破るという意味の星ですから、うまくいけば、大成功しますが、その分危険も伴うということです。



この2点から、大人しく組織に従属するようなタイプではなく、何かを求めて、
忙しく動き回っていないと、生きている感じがしない心理の持ち主だということができます。




■結論

 愛情と感情を中心とした精神構造を持ち、認めて欲しいという欲求がありますから、
人柄的には 信頼しても良いのです。


 ただし、ビジネスという面では、うまくいけばいくほど、やりすぎ、急ぎ過ぎ、誘惑に弱いという
 欠点が表面化してきますから、そのあたりのコントロールを、
つきあう側が心得ていれば、ビジネスもスタートして良いのです。



■占いを使えば、あなたの欲求が達成できます。


 このように、占いは、自分を知り、相手を知る学問です。


 お互いを正確に知った上であれば、リスク管理ができますから、失敗する確率は、
非常に少なくなります。


 つまり、結果的には、あなたの欲求や目標を達成する早道となるわけです。