四柱推命の十二運星で性的特性の診断

 

・長生


 好奇心にあふれ、活発と自分が感じる異性を好みます。また、素直で信じやすい異性が好みで、おおざっぱな性格の異性を嫌う傾向です。異性に対し責任感がある方です。従って、いきなりの肉体関係になることはありません。無理があることは嫌いで、雰囲気を大事にし、性的にガツガツしないことが特徴です。ベッドでも、いつまでも若々しく、ゲーム感覚で性を楽しむことも知っていますので魅力的です。しかし我を忘れるほど夢中にはならず、じっと相手の目を見ています。異性や配偶者に甘えるのが好きで、子供っぽいところが欠点です。


・沐浴


 異性に対し本能のままに遠慮なく行動し、自分も希望と夢にあふれています。相手にそういった新鮮さとロマンと変化を求める傾向があります。まだ経験したことのないタイプや未知の異性が大好きです。俗的に言うと、ピンとくるような雰囲気をもったセクシーさを好みます。全てを知り尽くし、未知がなくなった異性には関心を示さない傾向があります。つまり、この傾向が悪い方向で作用すると、異性や配偶者に対し、性的に誠実でなく、新しい異性を求めてさまようことにもなります。ですから、普通の人以上に貞操観念が要求されます。また、この人の配偶者は、常に新鮮さを与えるように気配りをする必要があります。


・冠帯


 正義感と責任感が比較的強く、異性に対しても堂々と対等につきあう傾向があります。堂々と対等なレベルでつきあえないような異性には関心を持ちません。逆に、自分より立場や社会的地位が弱い異性の場合は、自分がボスになったような感じで、徹底してサポートしたくなります。欠点は、異性に対し、少々堅苦しいことと、見下すような気持ちがあるため、素直に謝れないことです。異性に対しては、気品良く接し、オシャレですので、第一印象で嫌われることはないでしょう。貞操観念はある方ですから、結婚後は比較的異性に関しては、浮ついた心を持ちません。


・建禄


 現実主義的な欲求が強く、異性に対しても、もし○○という行動をとったら相手は、○○という行動をとるだろう。そうすれば、次は○○というように対応しよう。といった常に計画的な発想をもって、異性に接します。ですから、万一死ぬほど惚れてしまった相手に対しては、万難を排してゲットしたいと前進し続けます。どうしても、異性に対して、自分がリードしたいという欲望になってしまいます。ベッドの上でも、ストレートでかつ猛烈で、雰囲気がありません。ユーモアや、理由のない笑いや、温かさに少々欠け、面白みがないのが欠点ですが、滅多に配偶者を裏切るようなことはありません。


・帝旺


 自主独立の精神が旺盛ですので、自分が相手の異性を支配するという行動が基本です。しかし、その支配の仕方は無理矢理、ガツガツといった風ではなく、優雅に、優しく、そしてちょっとだけ威圧的に迫るという行動です。相手の意見は聞いても聞いている振りだけで、実際はまったく、意に介さないことが多く、実は覚えていません。つまり、表面とは違って、異性を自由にコントロールしたい、そして物事を独裁的に決定しようとする欲求があるのが欠点です。


・衰


 もともと落ち着きがあって、慌てることがありません。異性に対しても、興味があるのか、ないのか分からないという雰囲気です。かといって、引っ込み思案かというと、そうではなく、本質はじっくりと冷静に異性を観察し、品定めをしているのです。落ち着いた態度で異性に接するのでマナーは良い方です。節度を守りますので、強引過ぎるほどの積極的なアプローチはしません。どちらかというと、誘われるのが好きです。本当に信頼し合える相手でないと、ベットの中では無口になります。自分から積極的に配偶者を裏切るような行為はしませんが、クールすぎて、相手が退屈してしまうことがあるのが欠点です。


・病


 直感の鋭さだけで生きているようなタイプです。異性に対しても、潔癖症で直感鋭く、観察をします。ですから、ウソや真心のないアプローチ、みせかけだけの言葉などは嫌気がさすタイプです。ですから、この人の相手は真心をもって、自分の短所も正直にさらけ出す位の気持ちで付き合うのが良いでしょう。一方で、先のことを考え過ぎて、大胆に恋愛を楽しむとか、腹の内を見せ合って夫婦の会話を楽しむといったことは不得意です。また、直感が鋭いということは、考えが良く変わるということですから、配偶者に対し、安心感を与えることができないということにもなります。

・止

教科書的には「死」と言いますが、あまり良い言葉ではありません。異性であろうと、同性であろうと、上下関係にある人だろうと、関係なく人間としてえこひいきなく、自然に接することができます。つまり、好きな異性であろうと関心のない異性であろうと態度には大差がないのです。概して、面倒味が良く、困った人を見れば、何かと助けてあげたくなります。しかし、逆に異性から強烈に迫られると、断ることができずに、たいていは付き合ってしまうタイプです。ベッドの中でも、自分から要求することは少なく、相手の要求にこたえるだけの保守的な行動を好みます。ですから、配偶者を、計画的にそして積極的に裏切るような行動は滅多にしません。

・墓


 本物志向ですから、じっくりと相手の本質を見極めます。猜疑心が強く、なかなか同性、異性と問わず相手を信用しません。また、相手に対し本音を見せることもあまりありません。反面、異性に対しては浮ついた気持ちで接することはありません。遊びや情欲だけでアプローチすることもありません。何かコレという光る個性のある異性でないと魅力を感じません。また魅力を感じた異性であったとしても、異性に対しお金を使うことは好きではありません。こういった倹約家で浪費嫌いのタイプですから、配偶者を積極的に裏切るような行為はしません。


・絶


 人が真似できない「ひらめき」と「アイデア」を備ていますので、なかなか他人や異性から理解できない部分があります。自分のピンと来たものを理解し、よきパートナーになってくれる異性でないと、どんなお金持ち、地位のある人でも全く関心を示しません。ですから堅実に計画的に異性と付き合うというよりは、一時の恋愛的な心情で関係を持ってしまったということもあります。ベッドの中でも、日によって態度が異なります。猛烈に燃えたり、クールであったり、拒絶したりと相手が振り回されてしまい、悩むこともあります。このように、考えや行動が極端に変化することが、欠点です。


・胎


 いつも何か新鮮でないと気がすまない気性です。だから異性関係においても、マンネリはダメです。最悪、新しい刺激を求めて、どんどん異性を渡り歩くこともあります。最初に全てをさらけ出すともう飽きるタイプです。この人の配偶者は、常に何か新しい刺激を与えるように工夫をしなければなりません。工夫のない異性には、関心を持つことができません。欠点は、あまりにも、改革と現状打破にこだわるため、常に不満をもっていて、心が休まる時がないことです。


・養


 異性から見て嫌味のない行動をすることが特徴です。とにかく、同性・異性と問わず人を大切にします。性急な行動を嫌い、円満を好みますので、何をやっても憎まれない徳な性格です。人に害を与える気がしない雰囲気が異性から好かれ、もてる方です。配偶者に対しては、しっかりと保護し、慈しむ態度が基本で、配偶者がそれに感謝している間は、裏切ることはありません。ベッドではどちらかというと、受身で積極的にリードしたい方ではありません。

 

十二運星の相性

 

 十二運星とは、十干と十二支の配合の結果、算出される星を言います。
この十二運星は、心と体のバランスを言います。
具体的に言えば、性的な行動特性や内面的な考え方の特性を十二運星で診断します。
十二運星は、日干から見て、日支、月支、年支の3通りがあります。

それぞれ、青年期の性行動の特性、中年期の性行動の特性、老年期の性行動の特性を現します。
さて、十二運星の相性ですが、これも、180度異なる内容の星が良いのです。

但し十干の配合と異なって、性的な面での相性となりますから、多少幅をもたせ、

180度異なる十二運星とその両隣りが良い相性と診断します。具体的に図で示すと次のようになります。