四柱推命で能力を診断する前に

運命学の目的


 運命学は、古代中国では国を治める政治家が使った帝王学です。つまり現代では、会社を治める経営者などが本来は用いる学問です。実際、決してお遊びで使うようなものではなく、実は上場企業の役員や政治家の中にも運命学を利用して方針決定をしている人は多くいらっしゃいます。
 日本では、徳川家康の参謀だった天海上人、米国ではレーガン元大統領夫人が、古代中国では各時代の皇帝(またはその軍師)が運命学の達人だったことは、有名な話です。
 運命学を正しく使えば、自分の天命が分かります。そして決して人生に迷うことはありません。自分の天命と個性を知れば、生き方と目標が必ず見えてきます。
 以上のように、運命学の正しい知識と使い方を世界に広めることを第一位の目的としています。

 

運命学の種類


 世界には、西洋占星術、インド占星術、中国占星術と色々と存在します。当社ではこれらの世界の占星術全てを取り扱い、ソフトウエアの開発をしていますが特に力を入れているのが中国占星術と西洋占星術です。中国占星術というと四柱推命が有名ですが、四柱推命はそのうちの”命”という分野を扱う占術です。しかし中国占星術は、実はもっと広範囲に術が開発されていて大きく分類すると「命・卜・相・医・山」の5種類に分類できます。一般には馴染みがない言葉ですが、これを”五術”と呼び、下記の5つの分野から構成されています。

●命(めい)
 人の宿命・運命を占う分野−−四柱推命・紫薇斗数推命・宿曜占星術(密教)・六壬推命・遁甲推命

●卜(ぼく)
 人が関与する事柄の吉凶を占う分野−−奇門遁甲・六壬占卜・五行易・干支秘法

●相(そう)
 目に見える相を占う分野−−姓名判断・印鑑相・人相・手相・墓相・家相・風水地理学

●医(い)
 鍼・漢方などの医の分野

●山(ざん)
 呼吸法・体操などの肉体の修練の分野

 ここで、皆さんに注意していただきたいことは、本商品の基礎になっている四柱推命というのは、「命」の分野であるということです。つまり、人間の宿命とか性格といった生まれ持ったものを鑑定する目的の占術です。

 コンピュータでもできるようなデジタル処理はコンピュータにやらせて、感覚的なアナログ処理の部分だけを人間の頭脳でやることが最も早く運命学をマスターするコツなのです。人間という存在はアナログの存在ですから、アナログの存在を扱う学問が運命学です。アナログの学問である運命学を、コンピュータのようなデジタル処理しかできない機械が100%処理することは困難です。

 ですから、最終的には、人間の感覚やアナログ思考といった部分を活用しないと運命学はマスターできないのです。
 機械化された現代社会に住む人間は、どうしても左脳的思考が習慣化されており、左脳が発達しがちです。しかし、左脳中心の思考では、ある一定以上の基準には到達することができますが、運命学を完全にマスターすることは不可能です。実際に、数年間セミナーを実施してきて、一番苦労する点が、ここの左脳中心の思考回路を右脳中心の思考回路に転換することなのです。本ソフトも、絵を使ったり、メニューのタイトルを工夫したり、文章内容をなるべくアナログ的にするなど、お客様が、なるべく右脳的な思考ができるように工夫をしてあります。

 くれぐれも単なる吉凶、すなわち、良い悪いを決めるのが、占いではないことを理解して本ソフトをご利用くださるようお願い致します。


何のために運命学を学習するのか?


  1つ目は自分の人生をよりよく生きるための処世術として学ぶということです。実際に自分自身に応用すれば実益につながります。例えば、副業も可能ですし、人生相談などのコンサルティングも可能になります。
 筆者もしばらくの間、サラリーマンをやりながら電話鑑定のサイドビジネスをやっていた経験があります。また会社で人事を担当する方や管理職の方は身につければ強力な組織活性化のための武器になるはずです。

  2つ目は大変哲学的、理論的な学問ですから頭脳を100%使わざるを得ないということです。いわゆる頭の体操になります。特に五行の相剋、相生、十干、十二支を体に染み付けるまでは知恵熱がでそうになるものです。中高年の方で仕事に刺激がない方には特にお勧めします。

  3 つ目は生涯楽しめる趣味となりうる学問で、しかも実占を継続していけば自分が経験してきた得意な分野で本が書けるようになるということです。

 占い師が書いた本も沢山ありますが、有名人などが中心のものがほとんどで、生きたビジネスマンを対象にした実例集などは未だ1冊も出版されていません。そういった意味では未開拓の分野が運命学には沢山ありますので定年退職後の執筆活動なども面白いかもしれません。