どの占いをどのように使うか?の整理
本ソフトウエアは、年月日を入力して、下のボタンを押せば、占いができるようになっています。
易学だけは、生年月日の入力は不要です。
ここでは、どの占いをどういうときに使うのかをまとめてみましょう。
今回の商談がうまくいくかどうか?という相談ごとがあったとします。
その商談が、2010年6月10日午後1時に行われる予定だとします。
そして、その相談そのものが、2010年5月30日午後4時にあったとします。
その商談の日と時の運勢を知りたいという場合は、2010年6月10日午後1時というデータを入力して、六壬神課を使います。
自分と商談相手の心理の状態と商談のスタートと結末がここで分かります。
結果は一課と三課が凶の関係なので、商談相手と本人との利害関係が一致しません。
下図のようになりますが、自動的に吉凶の判断も文章で表示されます。
その商談をどこですれば良いか?という場合は、
商談予定日の2010年6月10日というデータを入力して奇門遁甲推命学のボタンを押します。
そして、吉の文章が表示されている方位を探します。
そして、その相談依頼者の事務所からの吉の方位で商談をすると良いのです。
下図でみると、天に辛 地に丙がある 南西方位がよいようです。
その商談をやって良いのか?悪いのか?延期したほうが良いのか?ということを占う場合は、
相談のあったその瞬間のとき、2010年5月30日午後4時 というデータを入力します。
そして、一課と三課、初伝中伝末伝の関係から、吉凶を決定し、商談そのものを進めていくかどうかを占います。
下図が2010円5月30日午後4時の結果です。
相談ごとの日時は、良好なので、結果がどうあれ、やってみると良いとなっています。
このような文章が自動的に表示されます。
そして、今このタイミングで易神に自分のやるべき行動を伺う場合は、易学を使い、自動立掛機能で、卦を決定します。
相談者の生年月日が1950年12月10日だったとします。
その相談者の宿命やビジネス能力や人柄などを占う場合には、1950年12月10日というデータを入力します。
六壬神課の画面から、「身命占」を押して、六壬推命をします。
「奇門遁甲推命学」ボタンを押して、遁甲推命をします。
結果は、どうも人間関係では、ごたごたがある傾向だと示されています。
「天源占星術」を押して、天源占いを行います。
結果は、感情的になりやすいので、そこに注意しないといけません。
そして、この3つを総合して、相談者の宿命やビジネス能力や適性などを占うわけです。
さらには、今までやった出来事の占いと、宿命の占いを統合して、今回の商談についての吉凶や今後のビジネスの方向性などを決めていくわけです。
このように、生年月日というデータから占う内容と、相談されたその瞬間の年月日時というデータから占う内容と、実際に行動する年月日時というデータから占う内容は、根本的に占う目的が異なりますので、注意して下さい。
六壬神課と他の運命学との関係
四柱推命や紫薇斗数推命は、生まれた年、月、日、時から一定の書式にしたがって、命式を作成し、
その人の先天的運命や性格、職業、能力、人間関係、今後の運勢などをみるものです。
つまり、命・ト(ぼく)・相・医・山(ざん)の五術という分類のなかでは、命の分野に相当しています。
これに対し、六壬神課は、もともとは、ト(ぼく)の分野の占いです。
つまり、生年月日ではなくて、そのときの年、そのときの月、そのときの日、そのときの時から盤を作成し、
状態の吉と凶を分析する占いです。
六壬神課の特徴は、2つあります。
それは、初伝、中伝、末伝を参照すれば、ときの経過を知ることができるということです。
つまり、初伝は、ものごとの最初の始まりの状況を示し、中伝は、ものごとの経過を示し、末伝はものごとの結果の状況を示します。
このようなときの、経過を知ることができるのは六壬神課だけでしょう。
もう一つは、一課・二課・三課・四課という4つの課式から構成されていることです。
一課と二課は、本人のことを示し、三課と四課は相手のことを示します。
つまり、相手がいる占いには、大変威力を発揮するということなのです。
相手がいる占いとは、結婚や恋愛、裁判、医者と患者、上司と部下、雇用主と雇用される側、といったように、
本人と相手が人間の場合のことを示します。
しかし、本人と病気、本人と事業、本人と遺失物、本人と試験といった相手が人間ではなく、
事象や物の場合にでも、応用することができます。
そして、二課は、一課の付属であり、四課は三課の付属ということになります。
たとえば、結婚の占いの場合は、一課は本人はどのような人柄かを示します。
二課は、本人の所属する環境や家柄や仕事などを示すわけです。
そして、三課は結婚相手の人柄を示します。四課は、相手の所属する環境や家柄や仕事などを示すわけです。
六壬神課の応用で推命できる
今までは、事柄を占うことについて説明してきましたが、実は六壬神課では、推命に応用することができるのです。
このとき、生まれた時刻が分かっている場合は、生まれた時刻を指定して盤を出します。
しかし、六壬神課の優れているところは、生まれた時間が分からない場合でも、
月の支を代用して、盤を作ることができるのです。
つまり、生まれた日だけが分かっていれば、生まれた時間までは、分からなくてもかまわないということなのです。
そして、事柄を占うときには、初伝、中伝、末伝、一課、二課、三課、四課というもので、占うのですが、
推命をおこなう場合には、六壬神課は、紫薇斗数推命のように一二の宮をみることで占います。
つまり、命宮、財帛宮、兄弟宮、田宅宮、子女宮、奴僕宮、夫妻宮、疾厄宮、遷移宮、官禄宮、福徳宮、父母宮に
どういう星が格納されているかを見るわけですから、紫薇斗数推命とまったく同じ占い方だということができます。
具体的に説明してみましょう。
本人の人柄をみる場合は、命宮をみます。お金の稼ぎ方をみる場合には、財帛宮をみます。
友達関係や兄弟関係をみる場合は、兄弟宮をみます。不動産運をみる場合には、田宅宮をみます。
子供運をみる場合には、子女宮をみます。目下や部下運をみる場合には、奴僕宮をみます。
配偶者や結婚運をみる場合には、夫妻宮をみます。病気をみる場合には、疾厄宮をみます。
行動力をみる場合には、遷移宮をみます。組織の中における服務能力をみる場合には、官禄宮をみます。
趣味や精神的なものをみる場合には、福徳宮をみます。目上や父母との関係をみる場合には、父母宮をみます。
事故や危険をさけるような鑑定の仕方で六壬神課を使ってみる。
六壬神課は相手がいないと、一課と三課という課式の解析ができないので、占いにはならないことは、そのとおりなのですが、
この相手というのは、必ずしも、人に限らないのです。
たとえば、レーダー測定器(俗にいうネズミ捕り)を使った交通取締りをする警察組織なども、相手になることがあります。
自営業で毎日のように、車を運転している方は、不注意で、ネズミ捕りにつかまった経験をお持ちの方は多いと思います。
注意してても、気を抜いた瞬間に、えっこんな場所でやるか?と不意をつかれるのがネズミ取りです。
注意して、安全運転をするのは、当然のことですが、注意の度合い、すなわち、超危険なのか、危険なのか、
普通なのかといったことを六壬神課を使って知ることができます。
■データ入力の仕方
あらかじめ、運転スケジュールを決めてください。たとえば、2003年8月7日、午後1時から午後3時の時間は、
ハンドルを握らないといけないというふうにです。
その年と月と日と時間を入力してください。2.四課のみかた 一課は、自分です。十二天将をみれば、当日のその時間帯の自分の状態がわかります。
騰蛇だと、注意深くなっている。朱雀だと、車の性能を楽しんでいる。
六合だと、楽しく会話しながら、運転している。
青龍だと、車の流れをリードしている。
白虎だと、気が荒くなっている。
太常だと、いつもどおりの平静な心で運転している。
太陰だと、いつも以上にやさしい運転をしているというふうにです。
注意しなければいけない度合いが大きいのは、白虎、天空、青龍、玄武、朱雀といった、勢いの強い星でしょう。
三課は、取締りを行う警察です。十二天将をみれば、当日のその時間帯の警察の状況がわかります。
レーダーによる取り締まりでも、その測定器の設置の仕方や、設置場所によっては、実際の速度との誤差が大きくなることはご存知のとおりです。
また、3車線などの道路では、自分の車ではない、車を測定されることも多いことは、ご存知のとおりです。
さらに、高速道路に仕掛けられているオービスなども、誤動作が確認されています。
つまり、本人が十分に注意しているつもりでも、どうにも避けられない場合があるのです。その取り締まる側の状態を三課で判断するわけです。
貴人だと、ドライバーからみても、納得のいく取り締まりを行っている。
騰蛇だと、ドライバーの裏を書くような、あるいは「おとり」を使った取締りをやっている。
朱雀だと、分かりやすい取締りをやっている。
六合だと、ドライバーに話しかけるような取締りをやっている。
匂陳だと、いつものやり方で取締まりをやっていて、気がつきやすい。
青龍だと、大々的に人数を動員して取締まりをやっている。
天空だと、しなくても良いような取締りをやっている。
白虎だと、狙い済ましたような鋭く、凶暴的な取締りをやっている。
太常だと、普通の取り締まりをやっている。
玄武だと、冷酷で非情な取締りをやっている。
太陰だと、やさしく、納得のいく取り締まりをやっている。
天后だと、婦人警官が取り締まりをやっている。というようになります。
超危険なのは、騰蛇、白虎、玄武といったとことでしょうか。
こういう星がある場合は、ハンドルを握らない(誰かに代わってもらう)。取り締まりを行っている国道などを避けて、裏道の市道などを使う。
運転する時間をずらす。といった工夫が必要になります。
三伝 三伝に関しては、みる必要はないと思います。現在の取締まりは、測定機器から、その数字が印刷されてきたら、
まるで、経理処理のように事務的に処理が行われていくだけですから。
そこには、ドライバーの言い分を聞くとかの、人間的な接触は皆無です。
つまり、始まり、途中経過、結末という、プロセスに、星が作用するスキがないシステムになっているわけです。
もし、切符を切られて納得がいかない場合で裁判にする場合は、その始まりと途中経過と結果というプロセスが重要になってきますので、
裁判の行われる日などが分かれば、それを入力して占うこともできるでしょう。
相性も上のような理由から、相性をみること自体が無意味です。
しかし、万が一に、納得のいかない取締りに出会って、正式な裁判に持ち込むような場合になったとき、
この相性は、裁判のおこなわれる年と月と日と時間で、六壬神課で課式をたててみて、占ってもいいかもしれません。
訴える側と訴えられる側の相性がどういうものかが分かります。
六壬神課の基本的な星の意味
1.十干と十二支
甲(きのえ、 木の兄、陽の木性。)
乙(きのと、 木の弟、陰の木性。)
丙(ひのえ、 火の兄、陽の火性。)
丁(ひのと、 火の弟、陰の火性。)
戊(つちのえ、土の兄、陽の土性。)
己(つちのと、土の弟、陰の土性。)
庚(かのえ、 金の兄、陽の金性。)
辛(かのと、 金の弟、陰の金性。)
壬(みずのえ、水の兄、陽の水性。)
癸(みずのと、水の弟、陰の水性。)
子(ね、 陽の水性。)
丑(うし、 陰の土性。)
寅(とら、 陽の木性。)
卯(う、 陰の木性。)
辰(たつ、 陽の土性。)
巳(み、 陰の火性。)
午(うま、 陽の火性。)
未(ひつじ、陰の土性。)
申(さる、 陽の金性。)
酉(とり、 陰の金性。)
戌(いぬ、 陽の土性。)
亥(い、 陰の水性。)
六壬神課では、この十干と十二支だけで象意を読み取ることはしません。
日干との関係や、十二支同士の五行の相剋で吉や凶を決定します。
2.十二天将の象意
@貴人 象意:気品と高貴がキーワードです。 人物なら目上、立派な人、品物なら高価なもの、事柄なら社会的地位です。
A騰蛇 象意:恐怖と残忍さがキーワードです。 人物なら心の悪い人、恐ろしい人、品物なら火、血、刃物、事柄なら残忍で恐ろしいことです。
B朱雀 象意:派手で学問的な知恵がキーワードです。 人物なら学者や先生、品物なら文字や書籍や高価な贅沢品、事柄なら著作や派手なことです。
C六合 象意:和合と交際がキーワードです。 人物なら友人や楽しく明るい人、品物なら良い契約書や楽しい手紙や宴会、事柄なら良い取引や婚姻です。
D勾陳 象意:愚直と争いと遅さがキーワードです。 人物なら警察やのろまな人、品物なら兵器や機械、事柄なら戦争や争いごとです。
E青竜 象意:富栄と活動と勢いがキーワードです。 人物なら富豪や立派な人、品物なら大金、値段の高いもの、事柄なら金儲けや商売です。
F天空 象意:すべてを失う、損失、がキーワードです。 人物なら役にたたない召使、詐欺師、品物なら表面だけ立派で中味の無いものや価値のないもの、
事柄なら損害や消耗です。
G白 象意:即断すぎることと乱暴さがキーワードです。 人物なら冷酷な人、乱暴な人、品物なら凶器や刀や乗り物、事柄なら刃傷沙汰、手術、死亡といった凶事です。
H太常 象意:忍耐と日常性がキーワードです。 人物ならおっとりとした人や主婦、品物なら食物や衣類、事柄なら飲食、酒食です。
I玄武 象意:陰険さと邪悪さと非誠実さがキーワードです。 人物なら泥棒、強盗、邪悪な人、品物なら粗悪品や盗品、寝具、事柄なら陰謀、逃亡です。
J太陰 象意:清純な女性らしさ、消極、正直、公正さがキーワードです。 人物なら女性、清らかな人、品物なら清潔感のあるもの、消臭剤、石鹸、事柄なら公のことです。
K天后 象意:柔軟さと色気と情感がキーワードです。 人物なら妻、色っぽい女性、品物なら女性の持ち物、化粧品、事柄なら女性に関すること全てです。
3.六親星の象意
@兄弟
四柱推命でいうと、比肩、劫財です。つまり、人物では兄弟、競争相手、事柄では出費、浪費、争いとなります。
A子孫
四柱推命でいうと、食神、傷官です。つまり、人物では子女、目下、口が達者で交際上手な人、事柄では生産、サービスといったことになります。
B妻財
四柱推命でいうと、偏財、正財です。つまり、人物では、妻、部下、父親、事柄では事業、金儲け、商売ということになります。
C官鬼
四柱推命でいうと、偏官、正官です。つまり、人物では、夫、裁判官、人を支配する者、目上、事柄では疾病、災難、なやみ、女性の結婚ということになります。
D父母
四柱推命でいうと、偏印、印綬です。つまり、人物では、父母、先生、事柄では名声、勉強、楽しむことになります。それでは、次は、鑑定の方法について解説していきます。
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