奇門遁甲とは?


奇門遁甲とは、方位術における最高の理論と応用ができる中国の運命学です。中国では諸葛孔明が戦術として使い、百戦百勝したと言われる術ですが、これも奇門遁甲のごく一部の理論だけを使ったものと推測されます。奇門遁甲という学問体系には、大きくわけて立向と座山という分野があります。

立向とは、自分が動いて開運を呼び起こす術ですが、座山とは自分が動かずに開運を呼び起こす術です。本ソフトウエアでは立向盤を中心とした内容になっています。すなわち、いつ、どの方位で何をすることが開運につながるのか? という視点からお使い頂けるようになっています。


  奇門遁甲の一番難しいところは、盤を作成するところですが、本ソフトウエアでは人間が時間をかけて盤を作成する必要がありませんので、最低限必要な天盤と地盤の10個の星の意味さえ理解すればどなたにもお使い頂けるようになっています。
 

なぜ日時と方位で吉凶がでるのか?


 奇門遁甲を始め、中国占星術は全て太陽と地球と月の運行の関係から計算される学問ですから、太陽と地球と月の相互位置によって宇宙の気が決定されると考えます。太陽も地球も月も人類の文明がどんなに進んでも、その運行を変えるようなことはできませんので、それ自体を宿命または天運と考えます。その宇宙の気にマッチした行動をすれば、同じパワーでも何倍もの効果が発揮されるという理解をして頂ければ間違いないと思います。

もう少し科学的な説明を行えば、「生物物理学の観点から言えば、人体は常に電流の伝導と電位の変化によって磁場を生じ、その磁場地球の磁場が互いに反応し合って作用している。」(台湾の陳博士)ということでしょうか。


 そして重要なことは、”行動する”ということです。奇門遁甲は、より効率の良い行動をするにはいつ何をするのが良いのか?を占う学問ですので、行動せずしては何も効果がありません。

 

操作方法

初期画面


下図のような画面が出てきます。奇門遁甲について詳しい方で盤だけを参照できれば十分という方は、時盤表示、日盤表示、月盤表示、年盤表示 のメニューをクリックすれば、それぞれの盤を表示することができます。


奇門遁甲について詳細をご存知ない方で、目的別に吉の日時と方位を検索したい場合には、「結婚式」、「見合い・商談」、「妊娠と安産」、「試験合格」、「商談・重要会議」、「効果のある訪問」、「敵を破り争いに勝つ」、「敵やライバルと和合する」、「旅行」、「引越し」、「マイホーム・社屋の建築」といった目的別メニューのいづれかを選択して下さい。

 


目的別メニューの使い方


目的に応じて、年盤、月盤、日盤、時盤を使い分けするようになっています。例えば結婚式などは、年盤と月盤を使い、試験合格などでは、時盤を使っています。

結婚式の場合の例


吉となる年、吉となる月を検索できます。「良い年検索」ボタンを押下すれば今年度から検索して一番近い年と吉方位を検索します。「次」ボタンを押下するとさらにその先の吉となる年と方位を検索します。「前」ボタンを押下すると、暦をさかのぼって吉となる年と方位を検索します。
 良い年の検索ボタンを押すと下図のような画面になります。
2008年が良い年

 

盤の見方の概要


 2008年度の年盤を例にとって説明します。奇門遁甲では必ず下が北になります。これは中国の戦争の歴史において、北の民族が南に攻めていく時に使った術ですので、盤が見やすいように自分の陣地である北が自分から見て手前に来るように考えられた学問だからです。

すなわち右が西で左が東となります。

盤は八方位から構成されていて、1つの方位は下記のように6コの星から構成されています。6コ全部を均等に見ると吉凶の判断は不可能ですので、優先順位をつけて見るようにします。

つまり天盤と地盤の組み合わせで吉凶の判断の60%を行います。残り30%を九星と八門の組み合わせで判断し、残りの10%を九宮と八神で判断します。日本で流行した気学はこの中の九宮だけを抽出して拡大解釈したものですので、奇門遁甲のサブセット版であるといえます。

 

盤の詳細鑑定

九星と八門・九宮と八神・天盤と地盤の位置

  「詳細」ボタンを押下すると詳細な鑑定結果が表示されます。それぞれの方位の指定は、「南」「南西」「西」といった方位ボタンを押下します。

天盤と地盤の組み合わせで吉凶がほとんど決定されますので、その部分はビジュアルな絵で表現しています。直感的に絵で見て美しいバランスが取れたものが吉で、バランスが悪い組み合わせは凶と判断して間違いありません。

例えば、”壬”と”丙”の組み合わせは、”湖”と”太陽”の組み合わせですから、直感的に美しいと感じられると思いますが、やはり吉なのです。また”丙”と”丙”の組み合わせは、”太陽”と”太陽”ですから、天に太陽が2ツある絵というのは、直感的に異常だと感じられると思いますが、やはり凶なのです。

また”甲”と”甲”は、大樹と大樹かさなって森を形成しているので、直感的に勢いのある美しい風景だと感じられると思いますが、やはり吉なのです。こういうように直感を働かせていけば、難解な奇門遁甲もかなり自分のものとして使える学問になってくるはずです。

さらに、2008年に、結婚式をする場合、事前に方位をとっておくという手法もあります。これを方位取りといいます。
 方位取り というボタンを押すと、事前に方位をとるべき条件が表示されます。


 


鑑定文書について


それぞれ八方位の鑑定結果を奇門遁甲四十格を含め詳細に説明文書が表示されます。

本ソフトウエアでサポートしている格は「格の基礎知識」を参照して下さい。
吉という文書と凶という文章の両方が出て来る場合も多々ありますが、この場合は吉凶で半々というように判断してはいけません。

吉凶の両方が出ると判断した方が良いでしょう。この考え方は運命学全てにおいて共通ですので覚えておかれると良いでしょう。

 

 

印刷結果