空亡
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空亡は地支の作用ですが神殺ともいえます。
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従って天中殺ともいいますが、あまりこの言葉にとらわれてはいけません。
四柱推命は十干と十二支の組み合わせですが、その組み合わせに12ー10=2つの差があります。
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すなわち支の方が2つ多いので干が乗らない組み合わせがでてきますがこれを空亡というのです。
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また空亡には「真空と半空」があります。
陽干日に生まれた人は陽支が真空で陰支が半空になります。
陰干日に生まれた人は陰支が真空で陽支が半空になります。
例えば
甲午日に生まれた人は辰巳が空亡になりますが、甲は陽干ですから辰が真空で巳が半空になります。
十二支にも陰陽があり、辰は陽で巳は陰となります。
空亡のある柱が真空ならば吉凶ともに大きい作用があり、半空は小さい作用があります。
従って命式にとって吉神は空亡を嫌い、凶神は空亡を喜ぶのです。
年運の空亡も同様に見ますが大運は見ません。
地支が空亡すれば天干も空に座すといって、地支空亡と同じ作用が出ます。人に例えれば下半身が無い状態と同じです。
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昔、天中殺ブームで天中殺の年は最悪というイメージが広まってしまいましたが、こうやって正確な意味を知ると吉の年の場合もあるし凶の年の場合もあるということが自ずと理解されると思います。
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但し空亡にあたる年は、新しい事業を始めるとか、重要な出来事を決定するとかということは積極的に進めない方が賢明であるという程度に理解して下さい。
■空亡よりも既に説明した冲の作用の方がはるかに強い凶として作用しますので、あまりこの空亡にとらわれた鑑定というのはお勧め致しません。
■天干に対する空亡の作用
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天干に対する空亡の作用は、その通変星に含まれる意味に従って判断します。
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例えば正官星が空亡すれば男性であれば、子供、仕事、人気が実りにくいと見ます。女性であれば夫に恵まれにくいと見ます。
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その他、年柱にあると先祖、実家、尊上と縁が薄いとみます。
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月柱にあると実家、父母、兄弟、目上の人と縁が薄いと見ます。
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時柱にあると、子孫、目下、部下と縁が薄いと見ます。
まあこの空亡理論 当たりません。ただのスイッチングの期間のこと。空亡理論を信じていて当たっているという人はみんな不幸そうな顔してますよ。金銭にも満足してませにょ。なぜか? こういう分離思考をすると宇宙全体から分離するからです。宇宙は全体で1者。なのに分離させようとすると運は下がる。分離思想は左翼の思想。そりゃそうだと思ったらチャンスです。真実に触れる時がやってきたのですから。それが新世代の運命学。死ぬまでのゴールが分かるから、今やるべきことが分かる。毎日の生活、満足してますか? 人生のゴールが見えたら満足します。
