大運は10年単位で変化する運のことを言い、行運の吉凶の「決め手」となるもので非常に重要です。
大運の干支は、干が前半の5年間で、支が後半の5年間になります。
大運を鑑定する時のポイントは、大運は、”健康と精神状態”がどうなるかを判断することです。
それに対し、年運すなわち1年単位で変化する運は、他人や外部からの作用を判断する時に使います。
また、大運は貯金することができます。すなわち2運か3運(20年か30年)大運で喜神が続けば、その後に忌神が来たとしても、あまり運気が下がることはありません。
*正直、この大運原理って、今ひとつ信じられません。生まれた月の次の月の干支が、10歳、次の次の月の干支が20歳、次の次の次の月の干支が30歳。という理論です。ここまで理屈が分かると、大運の信頼度って、・・・・生まれた日の3ヶ月あとが、30歳からの10年の運勢って、どういうこと? 深く理屈をあばいていかないと、洗脳されますよ。原書を盲信している人って、だいたい運勢悪いのが現実ですから。検証してみたらいい。この理論が使えると思うなら使ったらいい。
順行運と逆行運
大運は月柱の「干、支」を以って運源(第一運)とします。
男性の陽年生れ、女性の陰年生れは順行運となります。
例えば、月柱が「甲−子」であれば第二運は「乙−丑」となり第三運は「丙−寅」となります。
男性の陰年生れ、女性の陽年生れは逆行運となります。
例えば、月柱が「甲−子」であれば第二運は「癸−亥」となり第三運は「壬−戌」となります。
即ち、生れた年の陰陽によって「順、逆」が決まります。
年数の出し方は、生れた日を基準にして
順行運の場合は、次の節入日までの日数を数えて、その日数を3で割れば第一運の数が出ます。
例えば、次の節入まで18日あれば18÷3=6で、第一運は6才運となります。
逆行運の場合は、前の節入日までの日数を数えて、その日数を3で割れば第一運の数が出ます。
例えば、前の節入まで20日あれば20÷3=6.8で、第一運は6才と8ヶ月運となります。約7才運としても大差ありません。
運命式が良くても大運が悪いとなかなか伸びません。
逆に運命式が悪くても大運が良ければ伸びます。
運命式が悪く大運も悪ければ人生はサッパリです。
大運の良い悪いは、命式に必要な五行が巡ってくれば吉、不要な五行が巡ってくれば凶となります。
四柱推命は対社会に対して自分がどうか?という観点から見る星占術ですので、男性の場合は特にこの大運が重要です。
特に財星、官星はお金と仕事の星ですのでこの2つが大運にくる人はおおよそ発展します。
大運に財星、官星が巡ってくる大運を持っている人は、人よりもお金と仕事に必ず恵まれます。しかし我が身が弱いとお金と仕事につぶされる可能性がありますので、お金と仕事を正しく運用するだけの我が身の強さが先に必要となります。
もう少し細かく見る場合、順運の場合は、大運の天干が最初の5年間で地支が後の5年間として判断します。 逆運の場合は地支が最初の5年間で、天干が後の5年間になります。
(例)家康の大運 (順行)
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34−38才が丙
39−43才が辰
44―48才が丁
49―53才が巳
54―58才が戊
59―63才が午
64―68才が巳
69―73才が未