このページに書いてある内容も、中国の古典的な運命学の原書をまとめたものです。 日本の市販されている書籍も同じような文献から本を作っています。 しかし、これがまた実際には当たらないんですね。
理論は立派のように見えるけど、実際には使えないし当たらない。もし、あなたがこういった古典的な内容を信じられないなら、令和時代の新しい運命学を学ぶときです。私の結論は、35年間も、古典を研究し続けてきたけど、結局使えるものはなかった。その原因にやっと気が付いたのが2021年。古典を信じられない人は、感性がとても鋭いし、頭がいい人です。
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命式の全ての干に対して吉に作用する干を言います。
しかし、便宜上、命式のポイントとなる用神に対して吉に作用する干といった使い方を通常はします。
さらに、我が身(日干)に対しての作用も考慮します。
命式の全ての干に対して凶に作用する干を言います。
しかし、便宜上、命式のポイントとなる用神に対して凶に作用する干といった使い方を通常はします。
さらに、我が身(日干)に対しての作用も考慮します。
専旺用神とは、ある五行が片寄っている命式の用神です。
従って、用神と同じ五行と、用神を扶助する五行または相生する五行の2コが喜神になります。
一行得気格は五行の1つが特に片寄った命式ですので、その格を構成する五行を剋す五行がまず忌神となります。
次に、喜神は用神を生じる五行と、用神と同じ五行と、用神から相生する五行の3コになります。
また、命式に食傷がある場合は、財星も喜神にとっても構いません。
1−1.曲直格
曲直格の場合、水、木、火が喜神、金が忌神になります。
命式に火の食傷星があれば、土も喜神になります。
1−2.炎上格
炎上格の場合は、木、火、土が喜神、水が忌神になります。
命式に土の食傷星があれば、金も喜神になります。
1−3.稼穡格
稼しょく格の場合は、火、土、金 が喜神、木が忌神になります。
命式に金の食傷星があれば、水も喜神になります。
1−4.従革格
従革格の場合は、、土、金、水 が喜神、火が忌神になります。
命式に水の食傷星があれば、木も喜神になります。
1−5.潤下格
潤下格の場合は、金、水、木 が喜神、土が忌神になります。
命式に木の食傷星があれば、火も喜神になります。
(例)
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五行の強さを見ると、
木が1干1支
水が3干4支となっていて、圧倒的に水が強いことが分かります。
つまり潤下格ですので、水が主な喜神で、金と木も喜神になります。
また木の食傷があるので、火も喜神になります。
忌神は、水を剋す土になります。 土が大運に巡ってくれば破格して大凶になります。
従旺格の喜忌の取り方
従旺格とは命式において、比肩、劫財が多い命式です。
従ってその片寄った五行をそのまま特徴として鑑定しようという方法をとります。
すなわち、用神と同じ五行が主な喜神となり、用神を生じる五行が副の喜神となります。
喜神以外の五行が、忌神になります。
(例)
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五行の強さを見ると、
木が2干2支+月令
土が1干1支
水が1干3支となっていて、木が強く、木を剋す金がないことが分かります。
つまり従旺格ですので、木が主な喜神で、水も喜神になります。
忌神は、火、土、金になります。
従強格とは、印星が強い命式を言いますので、用神と同じ五行の印星が主な喜神となります。
また用神が生じる五行つまり比肩、劫財が副の喜神となります。
それ以外の五行が忌神となります。
(例)
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金、火、土 |
水、金、土 |
火、木、土 |
金、水 |
五行の強さを見ると、
土が3干3支
金が1干3支
となっていて、土の印星が強いことが分かります。
つまり従強格ですので、土が主な喜神で、金も喜神になります。
忌神は、木、火、水 になります。
従児格とは、食傷星が強い命式を言いますので、用神と同じ五行の食傷星が主な喜神となります。
また用神が生じる五行つまり財星が副の喜神となります。
それ以外の五行が忌神となります。
(例)
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月 |
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五行の強さを見ると、
水が1干0支
木が3干3支
となっていて、木の食傷星が強いことが分かります。
つまり従児格ですので、木が主な喜神で、火も喜神になります。
忌神は、土、金、水 になります。
(破格しやすい例)
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五行の強さを見ると、
水が1干0支
木が1干3支 + 月令
土が1干0支
火が1干3支
となっていて、木の食傷星が強いことが分かります。
つまり従児格ですので、木が主な喜神で、火も喜神になります。
忌神は、土、金、水 になります。
この場合、格を構成している五行の木は年干に1コしかありません。
従って、大運に己が巡ってきて、甲ー己干合すると甲の作用がなくなり格が破壊されます。
これを破格と言い、大変凶の作用となります。
従財格とは、財星が強い命式を言いますので、用神と同じ五行の財星が主な喜神となります。
命式の天干に官星があれば、用神が生じる五行つまり官星が副の喜神となります。
命式の天干に食傷星があれば、用神を生ずる五行つまり食傷も副の喜神となります。
命式の天干に比肩、劫財と財星のみがある場合は、比肩、劫財、財星、官星の3つの五行が喜神となります。
それ以外の五行が忌神となります。
(例)
時 |
日 |
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火、木、土 |
水、木 |
水、木 |
水、木 |
五行の強さを見ると、
金が2干0支
木が1干4支
火が1干1支
となっていて、木の財星が強いことが分かります。
つまり従財格ですので、木が主な喜神で、火の官星も喜神になります。
忌神は、土、金、水 になります。
(例)
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月 |
年 |
己(偏財) |
乙 |
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戊(正財) |
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火、金 |
火、金 |
金、火、土 |
金、火、土 |
五行の強さを見ると、
木が3干0支
土が2干2支 + 月令
火が1干1支
となっていて、土の財星が強いことが分かります。
つまり従財格ですので、土が主な喜神で、金の官星と火の食傷星も喜神になります。
忌神は、水、木 になります。
従殺格とは、官星が強い命式を言いますので、用神と同じ五行の官星が主な喜神となります。
用神を生じる五行つまり財星が副の喜神となります。
それ以外の五行が忌神となります。
(例)
時 |
日 |
月 |
年 |
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庚(偏官) |
戊(偏財) |
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木、水、土 |
金、水 |
金、水 |
金、火、土 |
五行の強さを見ると、
木が1干1支
土が2干2支
金が1干3支 + 月令
となっていて、金の官星が強いことが分かります。
つまり従殺格ですので、金が主な喜神で、土の財星 も喜神になります。
忌神は、水、木、火 になります。
化格とは、天干が干合し干が変化した命式を言いますので、変化した後の命式で外格か内格かを分類します。
(例)化土格
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土化干合 甲が戊に変化する |
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五行の強さを見ると、
木が1干0支
土が3干2支 + 月令
となっていて、土の比肩、劫財が強く、官星に根がなく弱いことが分かります。
つまり従旺格ですので、土が主な喜神で、火の印星 も喜神になります。
忌神は、水、木、金 になります。
(例)化木格
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− |
− |
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五行の強さを見ると、
木が2干2支 + 月令
土が2干1支
となっていて、木の官星が強く、印星がないことが分かります。
つまり従殺格ですので、木が主な喜神で、水の財星 も喜神になります。
忌神は、金、火、土 になります。
両神成象格とは、相剋する2つの五行の強さが同じ位(8点以上)の命式を言います。
強い1行を漏らし、弱い1行を生じる五行が喜神となります。
強い1行を生じ、弱い1行を漏らすか剋する五行が忌神となります。
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五行の強さを見ると、
金が2干2支で8点
火が1干3支 で8点
土が1干1支
となっていて、金と火の強さが同じであることが分かります。
ここで、同じ程度の金と火のどちらが強いかを天干の相剋関係で判断します。
丙->己と火のエネルギーが隣の土に漏れているので、金の方が強いと判断します。
つまり強い金を漏らす水が主な喜神で、水から生じる木も喜神になります。
忌神は、金、火、土 になります。
調候用神とは、内格と外格の両方に用います。
調候とは季節の調和を取るという意味ですので、夏月には雨の水(癸)が喜ぶ神になり、冬月には火(丙)が喜ぶ神になります。
丙は 巳ー午ー未月の命式にとっては忌む神となります。
丙は 亥ー子ー丑月の命式にとっては喜ぶ神となります。
癸は 巳ー午ー未月の命式にとっては喜ぶ神となります。
癸は 亥ー子ー丑月の命式にとっては喜ぶ神となります。
調候という観点から見て、喜神がある人は社会的に地位、名誉、財産を得ます。
しかし、調候は社会がその人をどう判断しているかという成敗であって、当人の感じる成敗ではありません。
命式にとっての喜ぶ神と、調候から見た喜ぶ神とは異なることがあります。
また調候から見た喜ぶ神が大運に巡って来た時、命式と干合、冲するかを良く見なければなりません。
(例)
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五行の強さを見ると、
水が1干2支+月令で9点
火が1干1支 で2点
土が2干2支 で8点
となっていて、水が最強ですが、比肩、劫財も強いので内格です。
つまり強い水を弱らせ、弱い火を強くする火と土が喜神になります。
また冬月生まれですので、調候という観点からも火が喜神となります。
また忌神は、金と水と木となります。
従って、命式を見ると時柱の水が忌む神で良くありませんので、子供運、部下運がないと判断します。
扶抑用神法は、内格だけに用います。 化格の場合で、内格と判断される場合にも使います。
扶抑用神法は、用神を中心にして用神が強ければ、弱め、用神が弱ければ強めるといった手法です。
用神は、月令の蔵干が天干に出ている場合は、その天干を用います。
用神は、月令の蔵干が天干に出ていない場合は、日干を用います。
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五行の強さを見ると、
金が1干4支+月令で81点
火が2干2支 で4点
土が1干1支 で2点
となっていて、金が最強ですが、火に根があり強いので内格です。
つまり強い用神の金を弱らせ、弱い日干(火)を強くする火と木が喜神になります。
主喜神はもちろん火ですが、副喜神を取る時には、火を生じる木と漏らす土の2つが候補としてあげられます。この場合、土は強い金をさらに強めてしまうので、副喜神とはなりえません。
また忌神は、金と水と土となります。
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五行の強さを見ると、
土が3干1支で6点
木が1干2支+月令 で9点
となっていて、土が最強ですが、土を剋す木に根があり強いので内格です。
月令の甲が、天干に出ていないので、日干が用神となります。
つまり弱い用神のを強くする、土と火が喜神になります。
主喜神はもちろん土ですが、副喜神を取る時には、土を生じる火と漏らす金の2つが候補としてあげられます。この場合、火は弱い土を強めるので、副喜神とはなります。
また忌神は、金と水と木 となります。
用神の種類 |
剋法を用いるか漏法を用いるかの判断(両方同時には使えない) |
比肩、劫財 |
(1)天干に用神を剋す干が出ていれば、その干を使う。 |
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(2)天干に用神を漏らす干が出ていれば、その干を使う。 |
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(3)天干に両方出ていれば、用神に近い法を使う。 |
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(4)日干が陽干の時、剋法を用います。 |
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食神、傷官 |
(1)強い用神を剋する方法を用います。 |
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財帛 |
(1)強い用神を剋する方法を用います。 |
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官殺 |
(1)強い用神を漏らす方法を用います。 |
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印星 |
(1)強い用神を剋する方法を用います。 |
用神の種類 |
助法を用いるか生法を用いるかの判断(両方同時には使えない) |
比肩、劫財 |
(1)弱い用神を助法で強くします。 |
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食神、傷官 |
(1)弱い用神を助法で強くします。 |
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財帛 |
(1)弱い用神を助法で強くします。 |
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官殺 |
(1)弱い用神を生法で強くします。 |
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印星 |
(1)日主も弱い場合、弱い用神を助法で強くします。 |
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己の作用が倍になります。 |
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(根の作用なし) |
(根の作用なし) |
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五行の強さを見ると、
土が倍化干合していて 2干1支で 4点
木が 3干0支 で 3点
となっていて、土が最強ですが、日主の木も強いので内格です。
月令の丁が、天干に出ていないので、日干が用神となります。
つまり弱い用神を強くし、強い土の財を押さえる、木と水が喜神になります。
また忌神は、金と土と火 となります。 すなわち命式の月上の己(財星)が忌神となります。
財星は男性から見れば、お金か妻ですので、お金の運が悪いか、夫婦の運が悪いと判断します。