雑貨屋(現商社)の社長 命式 1942/12/11 
  
雑貨屋(現商社)の社長である。 自分で新しいものを作って売るというよりもどこかから品物を安く仕入れてきて流して販売するというやり方が得意である。 
  戊壬の財は、強烈な財で、求める財は、壬の勝負的な大きな財です。
  会社としては、利益ができような経営が得意かもしれませんが、社員は、生かさすように、殺さすぬようにという支配の仕方ですから、社員は、苦しそうです。
    
          | 
        木 | 
        火  | 
        土 | 
        金  | 
        水 | 
    
    
        干の数 | 
        0  | 
        0 | 
        1  | 
        0 | 
        2  | 
    
    
        支の数 | 
        0  | 
        2 | 
        1  | 
        1 | 
        1  | 
    
    
        月令 | 
        ―  | 
        ― | 
        ―  | 
        ― | 
        ○  | 
    
    
        強さ | 
        ―  | 
        ― | 
        強  | 
        ― | 
        最強  | 
    
特徴 
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我が身の戊土は根が1コあり、弱くありません。 
     
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大運を見ると、20代、30代に土運が巡ってきますので、この時期は我が身が旺じます。 
     
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40代、50代は火運が巡ってきますが、寒い冬月生まれですので、吉運です。 
     
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日主の戊土は、山岳の荒々しい土ですので、性格も一本筋が通った意志の強い人となります。 
     
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本命式の特徴は、天干に偏財が2コ並んでいることです。
        偏財は、自分の努力でコツコツと財を築くという財ではなく、他人の財を流すことによって自分の財にするといった金融業や流通業的な財を言います。 
     
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本命は、雑貨屋を創立し、今は商社にまで発展させている。
        一度、精密機械の事業を試みたことがあるが、肌にあわず撤退した。 
     
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『 我身日干は戊土です 』 
     
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山岳の荒々しい燥土が十二月の子月に生れると、寒気が厳しく氷、雪に覆われ十二運は胎となり身弱です。 
        従って先に調候の丙火を求め、丙火の照暖を以って喜びとします。そして甲木を以って補佐とするのである。 
     
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本命は寒水が旺ずる候に生れて、壬水の偏財が天干に透干して更に地支の申、子に通根半会している。 
        従って、壬水は正に氾濫寸前の大河の水となっている。命造に必要なのは強い堤防、即ち戊土の比肩、または寒が増しているので丙火(太陽)となります。 
     
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丙火は印星であり学問、研究、母親星として判断します。我身日干の我は大運にて調候を得る為に東南の地へ入るを喜びとする。 
     
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結論は、用神は比劫と印星になります。 
     
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「性情」 
     
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財が多いので、社交家です。また日主が戊土ですので、負けず嫌いで頑固です。 
        財星が太過しているので金銭には人一倍執着心があって商売の感覚に冴えていますので駆け引きが巧みです。 
     
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家庭に於いては妻が権力を持って、我は妻に従う妻奪夫権の命となります。 
        何れにしても金銭と女性には縁が深いものを持っています。只金銭と女性は我の敵星であるから必要以上に求めない事です。 
      
     
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大運が20歳〜29歳までは「甲−寅」の運中です。大運の官星は寅に通根して強いようですが、寅と申の七冲を見て揺さ振りを掛けられ根が切れます。 
      甲木の官星が壬癸水を多く見れば漂流してその役割を失する事になります。 
      順運ですので24歳までは其の影響は少ないも25歳からは財官共に影響を受けて仕事の上で苦労を伴ったり信頼が欠けたり、不用意な金銭の出費があったり女生徒の縁が不安定になったりします。 
      
    
   
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大運が30歳〜39歳までは、「乙−卯」の運中です。乙木の正官は卯に通根して七冲が無くしっかりとした根が有ります。壬水は乙木に対して無情であるも漂流に至らなくて済みます。 
      
      故に三柱で見ると官星を以って用とするも多少力量不足です。 
    
   
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大運が40歳〜49歳までは、「丙−辰」の運中です。調候の丙火は命中の寒を解き人の援助を得て心身ともに元気に活動が出来る星てすが、辰と戌が七冲となり其の福禄が我が身に及びません。 
      
      44歳までは凶が軽くて済みますが、45歳以後は戊−辰の七冲をまともに受けて我が身を含めての大きな変動があります。 
      日柱は魁ごうですから特に激しいと思います。63年の戊−辰の年運は再度比肩七冲するので大凶の年回りです。比肩の地支を七冲は、人からの支援が無く身近な人との死別を見るか、遠くへ去って暮らすか、最悪は自分が死ぬ場合が有ります。要するにバイバイの時か2度めの人生を再出発する時です。