田中角栄 元総理命式 1918/5/4 
 
54才:総理大臣に就任 、56才:内閣総辞職、57才:ロッキード事件で逮捕 
生まれた時刻は、切れ味するどい傷官的な、行動から逆に推測しました。
  いわゆる官僚が用意したメモを読まない総理というのは、角栄さんくらいですが、その切れ味は、傷官です。
    
          | 
        木 | 
        火  | 
        土 | 
        金  | 
        水 | 
    
    
        干の数 | 
        0  | 
        1 | 
        1  | 
        1 | 
        1  | 
    
    
        支の数 | 
        3  | 
        1 | 
        2  | 
        0 | 
        3  | 
    
    
        月令 | 
        ―  | 
        ― | 
        ○  | 
        ― | 
        ―  | 
    
    
        強さ | 
        ―  | 
        弱 | 
        強  | 
        弱 | 
        強  | 
    
特徴 
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我が身の辛金は、軽やかで清い金属です。 
     
    - 
      
その我が身が時上の壬水で洗われて、美しく我が身を輝かせます。 
     
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時上の傷官は、打てば響くような頭の切れ味を示します。 
     
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月上の正官は、人を正しくコントロールできる器を意味します。 
     
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年上の印綬は、知恵を意味します。 
     
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傷官は正官をつぶしますが、このように離れていると両方とも吉の作用をします。 
     
    - 
      
この正官をつぶす可能性があるのは、大運に傷官が巡ってきた時(50代)です。 
     
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正官の名誉、地位を傷官は潰す意味があります。 
      
     

  
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『 我身日干は辛金です』 
   
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精錬された優しい陰柔の辛金が、暮春の辰月(4/18以後に生れる)に生れるは湿土が司権する候で、辛金は土→金と相生を受けて気勢は弱くないのである。 
    
   
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辰月は寒くも無く暑くも無く温暖な気候なので特に調候(水、火)は必要としません。又辛金の特徴として(壬水)流れ水で淘洗するを喜び、土を多く見る(土に埋まる)のを嫌います。土が多くあれば甲木で以って制土する事を欲するのであります。 
      
    
   
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本命は地支の辰土(二位)に根があり、年干に強い戊土を見てやや身が強くなります。 
   
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又月干の丙火(正官)は干合して有情はするも地支の午に根があり、時干の壬水(傷官)は日支の亥に根があって旺じおり何れも大変強く、象ある物を破る傷官星は印綬星で以って間接的に抑制されています。 
    
   
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又命造に七冲等の変動や傷が無いので安定した命造となつています。大運にて我身日干が直接旺ずる秋の運、即ち金(庚、辛)(申、酉)の運へ入れば大きく発展します。大運の流れを見ますと31歳から52歳まで命造に障害が無くて金の運が廻って来ます。 
    
   
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命中にある丙火の正官は壬水の傷官を大変嫌うと言えども、離間しているので命造だけでは災禍の作用は表に少しだけしか顕れません。 
      
    
   
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「性情」 
   
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真面目で折り目正しい性質も有りますが、時上にある傷官が光っています。 
   
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金水傷官は身強であれば頭脳鮮明で知恵厚く直感力に優れ型破れ的な行動を取ります。 
   
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又何事にも器用でサービス精神が有り、我の秀気なるもを吐き出しますので立て板に水の如く弁に通じる弁達家であります、(口は災いの元)にもなりますので注意が必要です。 
    
   
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常に野心を持ち傲慢であるも神経質です。深い慈愛心と人情味があり困っている人を見れば哀れみ心があるも恩に着せる傾向があります。反抗的な精神は蔵しているも印綬星が有るのでかなり制して減じています。 
      
    
   
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大運が22歳〜31歳までは「己−未」の運中で偏印が来ます。強い土が我身日干を土→金と相生しますので我身日干は旺じて身強となるも、土が重々すれば辛金は土を被る象となるので頭脳は良い鋭さが無く、清い壬水(傷官)は濁り泥水で我身の辛金を洗う事になるので理解力が欠け、良い仕事が出来ず我身の輝きが有りません。即ち苦労が多い大運です。 
      
    
   
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大運が32歳〜41歳までは「庚−申」の運中で劫財が来ます。我が欲する庚金(劫財)と申が天と地に一体となって遁って来ます。天干の庚金と地支の申は同気の金気で我身日干を直接扶助しますので我身日干は非常に強くなります。気勢が強過ぎれば他人の意見を聞かず我が道を歩き強情になるも、我を適度に自制する丙火(正官)が有りますので旺じる我を抑制して正道を大きく外れる事無く歩きます。壬水の傷官も金気の相生を得て金→水と旺じます。傷官は洩気の神ですので我が強ければ傷官を用いる事が出来ます。辛金は洩気の壬水で淘洗すれば輝きますのでこの運中は我は輝く人生を歩きます。 
      
    
   
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大運が42歳〜51歳までは「辛−酉」の運中で比肩が来ます。天干の「辛」地支の「酉」は同じ金の同気で我身日干を直接扶助しますので気勢は旺じて強まります。月干の丙(正官星)が干合しますので正官の働きが弱まりますが、内容的には上記よりは弱まりますが然程変わりません。 
      
    
   
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大運が52歳〜61歳までは「壬−戌」の運中で傷官が来ます。本来傷官は財星を生じますが凶の働きが多くあるので二、三位と重なれば必ず災禍が降りかかって来ます。命中に強い傷官が有りますので再度傷官が来るのを欲しません。地支の戌は燥土でこれまた命中に土が三位有りますので再度遁って来るのを嫌います。更に大運の「戌」と命中の「辰」は七冲(剋戦)状態となり、大運天干の壬水(傷官)は命中の丙火(正官)を見て災いを引き起こします。又この大運は運源である月柱を天戦地冲しますので人生は一変して大凶運となり地獄を見ます。