内脳にインプットされている情報が、思考を生成し、思考が
今を創造する。
で、目に見えない世界に関心をもってしまった人は 一生懸命
になって、その情報を書き換えるというビジネスにはまっていきます。
情報空間ビジネスが、大流行しています。実に、見事なマーケッテイング
です。
現実は悲惨だ、うまくいかないと、思っているから、人は、ファンタジー
を求めて、いろんな手法を発明してきた。
=>ニサルダガッタ・マハラジの言葉です。
情報空間を書き換えると、なんでもうまくいくと、信じてしまうと、
永遠に、書き換えが必要になり、大金を使ってしまう。
空(くう)の世界から見れば、肉体人間の「苦」はどう見えるのか?
人類が生まれてから 今日までのマインド粒子が、雲のように
毎時 毎分 無限に入ってくるのが、肉体人間のマインド。
悟りを開いた人でも、無限にいろんな粒子は入ってくるものだ。
でも、それは、本当の自分ではなく、どこか遠い地平線での出来事
のように感じていて、勝手にマインドが喜怒哀楽やってろ と観照
している本当の至福の自分が実はいることに気がついている。
そこまで観照できなくても、そういうものだと、決断するだけでも、
いい。が、多くの人は、決断を拒否する。
そうか、こんな情報が自分には残っているんだと知って、
素直に認めれば、リリースできます。
バイバイすればいいだけなのに。
なんだ いろいろ思考していたことは、
本当の自分ではない、偽の自分だったと気がつけばいいだけなのに。
米国の文献には、こういう観照のことを、
contemplate とか awake という単語を使って、表記しています。
ニサルダガッタマハラジの英語版の文献にも、contemplate, awake という
単語が多く使われています。
これを、ただ「気がつけ」 と日本語版の本になると、訳されているだけです
ので、分かった気分にはなりますが、実は分かっていません。
マインドに起こっていることは、肉体人間の世界での出来事。そこが自分の
いる場所だと思っていると、唯物主義になって、死ぬまで苦しみます。
肉体人間が感じている喜怒哀楽は、すべて、内臓脳が生成したもの。
本当の自分は、内臓脳は努力しても知ることができない。
内臓脳の記憶と反応装置は、本当の自分とは無関係の次元で動いている。
さんざん「苦」を経験すると、なんだ~と気がつく瞬間がある。
明日は死ぬかもしれないと、思って10年も過ごすと、そこに気がつく。
台湾の大天才 の オードリーがいい例だ。
生まれつき心臓欠陥があり、明日はないと思って12年間も生きてきた
のがオードリー。手術に成功して元気で生きていて、台湾の発展に
貢献しているが、彼の発言は、完全にワンネスの世界だ。
シリコンバレーに移住して、APPLEの開発に携わった。
iphoneのSIRI は、彼の開発成果だ。
でも33才で ビジネスの世界にもう飽きてしまって、故郷の台湾に
帰ってきて、台湾の貢献のために、生きている。コロナ禍で台湾が
世界で、一番スピーデイに対処できたのは、オードリーがIT技術を
駆使して防疫システムを作ったからだ。
話しをもどそう。
肉体人間の世界に起こる出来事は、真我とは無関係だと知ること。
それを、contemplate, awake という単語で表記している。
でも、内臓脳は、contemplate, awake を嫌います。
だって、自己否定されているのですから。存在を否定されたくない
内臓脳は、必死で、覚醒を邪魔します。
覚醒したい 悟りたいという欲求があると、内臓脳は、喜びます。
まんまとワナにはまっていて、内臓脳の奴隷下にあるわけですから。
悟りを自分によこせ = TAKER の発想。
これでは、至福はない。