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一歩進んだ四柱推命の使い方

2018年9月17日 - 新刊書籍・ソフト, 目から鱗の運命学, 開運

https://www.fsoft.co.jp/IppoSicyuBook/index.htm

■概要

この本を書くようになった動機  人事は天事であるべきだが実際は人事する側の欲望の現れ

私は、フォーチュンソフトという運命学ソフトと専門的な占い書籍を専門に開発する会社を25年間経営しています。個人事業主の期間も含めると30年間経営しています。この事業を始めた動機は、社長や自営業者の皆さんが社員の人事で運命学を使えば、無限に開運していく可能性があると信じたからです。社長や自営業者が開運すると、その会社全体が恩恵を受けるということを体験して欲しかったわけです。

しかし実際のところは、プロの占い師やプロを志望する人向けに、ソフトウエアを開発・販売して業績を伸ばしてきました。ソフトを購入して頂いた顧客の数は、3万人以上になります。なぜ、こういうビジネスモデルになったかといえば、そういう人達を対象にしないと開発したソフトが売れなかったからです。

私がなぜ、運命学に関心を持ったかというと、まだサラリーマンだった頃、今は東証一部に上場しているある企業の無茶苦茶な人事配置がきっかけでした。私が入社したときは従業員がわずか30人、当然ながら上場などする予定もなかった会社だったのですが、売上げが100億を超えた頃から、ITブームに乗って証券会社や銀行などの入れ知恵で、会社が上場することになりました。それからというものは、業務をまったく知らない金融マン達が、人事に口出しをするようになりました。社員が何人だから、部長は何人、課長は何人、役員は何人、給与基準はこのくらい、という風に株式を公開する基準に合わせて、無理矢理人事を強行します。

オーナー社長はというと、上場して大金持ちになることを夢見ていますので、現場の混乱などは見て見ぬ振りです。当時、私はソフトウエアの開発部にいて平社員だったのですが、技術的に核となっていた尊敬する先輩達の多くが、財務・経理・部門に配転になりました。株式公開するための原価計算システムの開発、業務マニュアルの作成などが、必要だったからだという理由でした。

半導体を設計する技術系のソフトを長年開発していた先輩達でしたから、借方、貸方も知らない財務の素人の人達でした。それがいきなり、上場するための財務・会計・原価システムソフトを開発しろという命令が下ったのです。社長は、「人事は天事だから絶対命令だ」といきまいていますが、本当だろうか?という疑問がありました。

それを契機に、売り上げを伸ばすために工場の技術者が、営業に人事されました。株式公開のためには毛並みを良くしたほうが良いということで、一流大卒で、上場企業で働いていた管理職が役員として入社してきて、高給をもらうようになりました。
その頃から私は、運命学を使って、本当にその人事は正しいのか?という研究をするようになりました。工場で働くパートのおばさんから、一般社員、管理職、役員まで、ほとんど全員の生年月日を聞き、実際にヒアリングをして人柄や能力などを10年間以上観察しました。幸い、私の場合は、開発と工場と営業の全ての部署を経験したので、多くの人をヒアリングする機会に恵まれました。

そして、研究すればするほど、社長のお金持ちになりたい、名声を得たいという欲望を成し遂げるために、社員の個性や能力や特徴を無視して行われるのが、人事だという結論になったわけです。そして、私は、その研究成果をもって、独立したわけです。

今、その会社は上場していますが、当時の社長は退職しました。数十億のキャッシュを手に入れ、毎日遊んで暮らしています。目的を達成したわけです。でも、近寄ってくる人は皆、彼のお金だけが目当てですから、人を信じることができず疑心暗鬼になっており、本当の意味で友人がいません。上場企業から役員として入社してきた人達も、全員が退職しました。やはり、株式を公開したあと、株を売却して大金持ちになっています。元々開発部にいた人で、営業や財務に配転になった人も、80%は退職しました。残っているのは、株式公開の恩恵にあずかれなかった平社員と、リストラになると、家族を養っていけないと恐れる人達です。

会社の創業者というのは、パワーがある人達ばかりですから、首を恐れて戦々恐々としているサラリーマンの気持ちは理解できないようです。サラリーマンにとって人事移動は、逆らえないものです。嫌であっても受けるしかありません。もし、自分の適性に合わない人事であったとしても、上からの命令は受け入れるしかないのです。そして、無理矢理でも適応するしかないわけです。適応するためには、精神を破壊するしかない場合もあるのです。サラリーマンは、人事によって社会人としての生命を殺されるかもしれないのです。そのくらい人事というのは、重要な内容です。

人事を決定する際、適材適所で社員の能力を伸ばし組織全体が発展するために、経営者自らが4000年の伝統を持つ運命学を使って欲しいと願い、この本を書くようになりました。経営者の最も重要な仕事は、社員が成長し成功体験を積ませるための環境を作ることであるはずです。社員が成功体験を積めば、会社も発展していきます。

運命学はいつ、どういうときに使えるのか?  運命学は、人事の天才

さて、運命学(占い)というのは、どのようなもので、実際に社長が使うようなものなのでしょうか。日本では占いというと女子供の遊び、または、ゲームのようなものと認識されている方が多いと思います。または、TVに出ている有名なドクターコパ、細木数子といったタレントを思いうかべると思います。

そんな状況のなかでも、少数ではありますが、生年月日から運命学の方程式を使って導きだされる結果を、頼りにしている社長が増えてきています。当社のソフトウエアのお客さんの中にも、自営業者、会社役員、創業者が増えてきました。

しかし、社長向けに書かれた運命学の書籍というのは、ほとんど見当たりません。過去に出版されている運命学の本というのは、やはり大衆向けに書かれた本であり、社長が知りたい事は、書かれておりません。

 古典的な五行の強弱、格局、忌む神、喜ぶ神、など吉凶診断のすべての理論が現実の人事では使えません。これらは、宋の時代、明の時代などの中国の原書を訳したものが多いのですが、戦国時代の中国のことです。時代が変わると何十万人もの人が粛清されるような歴史をつくってきたのが漢民族です。そんな民族が、後世に優れた運命学の技術を活字で伝えるとは思えません。自分達を滅ぼした連中が読めば読むほどおかしくなるような運命学を後に残すために活字にしたと考えたほうが自然です。

 経営者向けに性格・能力診断ビジネスを展開している例として、個性學、素質論、バースデイサイエンスといったものがありますが、これらはいずれも、運命学とくに四柱推命をベースにしたものです。運命学という言葉を使っていないかもしれませんが、十干と十二支から構成される古代中国から何千年も継続して使われている暦から算出されるものを使っているはずです。つまり、いずれも生年月日という情報なしでは、人の診断がスタートできないシステムです。

運命学は、人事はもちろん、有利な条件で契約したい、取引先が信用できるのか、といった場面でも使えます。

運命学というのは、実際にビジネスの現場で非常に役に立つ道具です。具体的に、私自身は次のようなときに使います。大きな企業と取引する場合は、有利な条件で契約を取るには、どうしたら良いのか?という観点から運命学を使っています。小さな企業と取引する場合は、相手の社長の動機がどこにあり信頼できるのかどうか?という与信管理という観点から運命学を使っています。個人の事業主と取引する場合は、その事業主が発展するには、どういう付き合い方をしたら良いのか?という観点から運命学を使っています。社員を採用する場合は、どういう使い方をすれば能力が発揮できるのか?という観点から運命学を使っています。

最近、色々な人が提案書を持って売り込みに来ますが、その人の心の奥底を探るのに運命学を使っています。学生時代の友人やサラリーマン時代の友人から独立の相談をされることが多いのですが、友人の能力・適性診断で運命学を使っています。企業の社長から人事の相談を受けることも多いのですが、人格診断、能力診断、適性診断で運命学を使っています。

これらに共通する事が1つあります。人を観察するということです。つまり、人を研究する道具として非常に使い勝手が良いのが、運命学であるという結論になります。人を観察する眼力を持てれば、最適な人事はどんな社長であってもできるようになります。従って運命学は、人事の天才と言っても良いでしょう。

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